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Aokijima

80歳になった「ねえちゃ」と、その里の記録です

『親鸞の教え』

「ねえちゃ」が信仰している宗教やお寺は特にありません。子どものころは、実家が代々お世話になっていて、よく遊びにも行ったという、村の臨済宗妙心寺派のお寺にいちばん親しみを感じたといいます。

いまの家に引っ越してきて仏壇を買いました。けれど、ただ形だけ仏壇をそろえたというだけで、どこかの和尚さんにお経をあげに来ていただいた、といったことは全くありませんでした。

5年前に連れ合いが亡くなったとき、「夫が親鸞に興味をもっていたらしい」という、なんとなくの理由で、浄土真宗の教えにしたがった仏壇に整えていただきました。

でも、親鸞聖人七百五十回忌関連の催しや定期的な講話などに誘っていただいても、「ねえちゃ」は決して行こうとはしません。

浄土真宗とは関係ありませんが、夫が亡くなった直後に「四国八十八か所巡りをしたい」と言い出したので、ガイドブックなどをたくさんおくったのですが、興味はすぐに失せて「四国なんて遠くて行けない」と、けっきょく行かずじまいでした。

「じゃあ、人生の最期のとき、どこにお願いするの?」と聞くと、「そんなの、どこでもいいから適当にやってよ」とこたえます。

「そんなの、じゃあなくて大事なこと。少しでも親しみのある宗派やお寺にお願いするのがスジ。通販サービスで、どの宗派でもいいから空いている和尚さんに頼むなんて、寂しいでしょ」。

というようなわけで、とりあえず、連れ合いが「興味をもっていたらしい」という親鸞について、ちょっとでもいいから勉強してみたらと、きのう『図説 あらすじでわかる! 親鸞の教え』という、やさしく書かれた解説書を「ねえちゃ」に提供しました。

毎日、1ページでも1行でも読んでくれれば、頭の体操にも、「やることがない」という悩みの軽減にもつながるのでは、という願いを込めています。が、残念ながら、いつものように、あまり読む気になってはいないようです。