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Aokijima

80歳になった「ねえちゃ」と、その里の記録です

日記の空白

ねえちゃは、きのうの結婚式への旅で、渡すのを忘れたお宅へのおみやげを「せっかくだから」とレターパックで郵送しました。

後は、やることもなく、いつものようにパジャマで一日中寝たり、起きたり。久しぶりの遠出で、少し疲れも出たようです。

夕食の後、日記帳を開けてみると、外泊したため珍しく2日つづけて空白ができています。

「どうしよう。きのうも、一昨日も、書いてない。何やってたかも思い出せない。書けない」と、とたんにあわて出しました。

「なに言ってんの。きのうは大イベントの結婚式に出たんだし、一昨日はお姉さんのところへ泊って、久しぶりにいっぱい話をしたんでしょ」

「そうだ、結婚式に出たんだった。その前の晩は、**へ泊って、いろいろ話したんだろうけど、なにを話したんだったか……」

というあたりからはじまって、また記憶の断片を一つ二つと拾い集めて、やっと、なんとか、日記の空白を埋め合わせるところまでたどり着けました。

「こんなに何もかも忘れちゃって、生きているって言えるんだろうか。本当に、もう、いやになっちゃう」と、自分が歯痒くてしかた無いようです。

でも、救いなのは、寝る前に風呂に浸かると、忘れてしまったということも、すっかり忘れてしまうこと。

そして、起きるとまた、カレンダーのメモ書きを見ながら「あれ、結婚式行ったんだったけ?」から、新たな一日がはじめられるのです。