Aokijima

80歳になった「ねえちゃ」と、その里の記録です

二人分の予約

きょう、私がパンを食べていたところ、奥歯がガリッとって欠けて詰め物といっしょに取れてしまいました。

歯医者さんに行かなければならなくなったわけですが、ふと、「3勝4敗」で、なかなか歯の治療が進まない、ねえちゃのことが頭に浮かんできました。

長野へ行ったときに、ねえちゃといっしょに歯医者さんに通うようにすれば「勝率」も上がっていくのではないか?

でも、そうすると、ねえちゃが自分一人でやれることがまた一つ減ってしまいます。このところ、しばしば感じるジレンマです。

なるべく、一人でできることは一人でやったほうが、「頭の体操」になると思うのですが、そうすると近所の人たちに迷惑をかけることも増えていきます。「だいぶ進んで来ましたね」といった声も、近しい人から聞かれるようになりました。

なにもかも人頼りになってしまえば、もはや自立した生活は無理。老人ホームや専門の施設で暮らす道を見つけるしかなくなるのでしょう。

あれこれ考えたうえで結局、来週、月曜日の午後に、「二人分」の予約を入れました。とにかく、ねえちゃといっしょの歯医者さん通いをひとつ試みてみようかと。