読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Aokijima

80歳になった「ねえちゃ」と、その里の記録です

コゴミ

山村で育ち、結婚してからも木曽谷、鬼無里など、山を転々としてきたねえちゃは、ワラビやゼンマイなど、山菜が大好きです。

むかしはよく、山菜採りにも出かけましたが、最近はそんな機会もほとんどなくなっています。

先日、近所のかたからコゴミをたくさんいただきました。「これは、お浸しに限る」と、ここ数日、毎食のように茹でては食べて、今日、ほぼ食べ終わったそうです。

コゴミは、正確にいうと多年生シダ植物の一種のクサソテツ(草蘇鉄)のことです。コゴメ、カンソウ、ガンソウとも呼ばれます。

主に、山菜として食用にされる若葉をコゴミ(屈)というようです。先端が渦巻き状に巻き込まれたようになっている姿が、かがんでいるように見えることなどから、そう呼ばれるようになったとか。

山地の草原や川岸に群生します。いまごろから6月中旬ごろにかけて、しばしば若葉を摘みに行って、お浸しやゴマ和え、天ぷら、サラダなどにして食べます。

ねえちゃは、「コゴミは、さっと軽くゆでて作るお浸しがいちばんおいしい」といいます。ゼンマイのようなアクがないし、ワラビほどではないがほどよい“ぬめり”がある。そうした特性を生かすには、お浸しが最も合っているというのです。

さすがに慣れたもので、最近よくやってしまう「茹で過ぎ」の失敗もなく、ほどよいサクサク感。いっしょに私も、春を味わわせていただきました。