川中島
ねえちゃの家のあたり一帯は、いまから500年近く前、「川中島の戦い」が繰り広げられたところです。
あの武田信玄と上杉謙信が一騎打ちをしたとされる八幡原、さらには、いまは長野オリンピックのスタジアムのある運動公園になっている、山本勘助が戦死したとされる地も近くにあります。
ちょっと散策に出かければ、武田軍や上杉軍の武将たちの史跡やお墓、関連するお寺もたくさんあります。
信玄が川中島決戦の拠点として勘助に築城させたといわれ、また「真田丸」でもお馴染みの真田十万石の居城、海津城(松代城)もバスで15分ほどのところにあります。
ゴールデンウィークのさ中、海津城や真田屋敷などは、例年にも増して観光客でにぎわいを見せているようです。
でも、ねえちゃにとって「川中島」といえば、石坂浩二の謙信と高橋幸治の信玄が一騎打ちを演じた、だいぶ前のNHKの大河ドラマ「天と地と」が思い出されるくらい。これといった興味はないようです。
散歩に出かけても史跡など目もくれず、ときおり携帯電話の歩数表示に目をやりながら、迷わないようにと一途に歩いています。