Aokijima

80歳になった「ねえちゃ」と、その里の記録です

入れ歯

歯医者さんへ通っているねえちゃですが、きょう、出来上がった部分入れ歯が入りました。「噛んでみても、違和感っていうか、まだまだ何かしっくりこなくって」。

口を覗いてみると、ねえちゃの下の歯に、入れ歯をひっかけるカギのような針金がかかっているのが分かります。

この針金、ワイヤーを曲げて作るクラスプと呼ばれるもののようです。口の中に残っている歯に抱え込むように掛けることで、義歯を安定させる役割をしています。

5年前に亡くなったねえちゃの連れあいは、30歳代で橋から転落する事故に遭って、3分の1近くの歯が入れ歯になってしまいました。

ですから、ねえちゃは、入れ歯を見るのは慣れっこ。入れ歯の手入れなどについても、よく分かっているはずです。

でも、実際に自分でクラスプの付いた義歯を使うのは初めてのこと。「おじいさんのような歯になっちゃったんだね」と、ちょっぴりショックのようです。