大麦
テレビで、大麦には悪玉コレステロール(LDL)を下げるなど、健康のためにすごくいいという特集をやっていました。
大麦は、新石器時代の1万年前にはシリアからユーフラテス流域の肥沃な三日月地帯ですでに栽培が始まっていた、世界でもっとも古くから栽培されていた作物の一つだそうです。
当初は、炒って麦粉にしたものを水に溶かして食べたりしていたようですが、やがてパンにする製法が開発されていきました。
農業をやっていたねえちゃの実家では、米のほかに小麦や大麦も作っていたそうです。小麦は製粉する必要がありますが、大麦は米と同じように粒のままで食べることができます。
戦中から戦後、ねえちゃが若いころ、米はたいへん貴重なものだったので、ご飯といえば米と「粒に筋が入っている」大麦が混ざっているのが当たり前。「白米だけのご飯なんて盆か正月だけ」だったそうです。
アタマのほうはともかく、すこぶる健康なねえちゃのカラダをつくたのは、大麦パワーの働きによるところが大きいのかもしれません。