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80歳になった「ねえちゃ」と、その里の記録です

亡夫のタオル

5年前に亡くなったねえちゃの連れ合いが残したもので、いまも重宝がって使っているものにタオルがあります。

夫が長年勤め、いまではもう解散してしまった「林業土木コンサルタンツ」という会社のタオルです。

黄、青、赤など何種類かあって、「cfc」という略称が入っています。

何といっても厚地で弾力があるのが特徴で、肌に心地よく、水分をしっかりと吸い取ってくれます。

特に夏の暑い時期に、手を拭いたり、汗を拭ったり、西瓜や桃を食べたりするときに使っうのには最適です。

二階の押入れには、まだ夫が残したタオルがたくさん残っていて、ねえちゃはいまも毎日使っています。

猛暑

熱中症が693人も。ひどいもんだね!」。猛暑を伝えるテレビのニュースを復誦するように、ねえちゃは大きな声を出していいます。

以前は、小さな声でブツブツと独り言をいつも言っているようなところがありましたが、最近はテレビのアナウンスなどを大きな声で繰り返すようになりました。

ブツブツよりはだいぶマシかな、と思っています。

ねえちゃは、このあいだ北海道からもらったメロンや、近所からお裾分けしてもらったスイカなど水分のあるものを昼間からたくさん食べています。食欲十分です。

それに散歩に出かけるのも、夕方、陽が陰りはじめたころになったので、ねえちゃに熱中症や夏バテの気配はまったく感じられません。

ただ、気温に対する感度が鈍くなっているのか、部屋の中がかなりムシムシしているのに、冷房を入れないでいることが多いのは少し気になります。

本当の誕生日

8月2日に80歳になったねえちゃですが、実は、この日は本当の誕生日ではないのだといいます。

ほんとうは、5月何日か。だったのだけれど、「忘れられたころ生まれた末っ子だったので、役場へ届けるのも忘れられていた」そうで、3カ月遅れになってしまったのだそうです。

ちなみに、近所で1~2日後に生まれた同級生がいて、その人は6月何日かが誕生日なのだそうで、「なんで私より先に生まれたのに、誕生日が後なの」とよくからかわれたとか。

とはいえ、1936(昭和11)年生まれであることは確かです。きょう、退位の思いを表明された天皇陛下は、ねえちゃより3つも年上なのです。

「それなのに、あれだけ大変な仕事を続けておられるわけだから、そろそろゆっくりしてもらいたいものだよね」

待望のメロンで傘寿祝い

食べごろになるまでと、1週間あまり取っておいた北海道・富良野産のメロン。

5日遅れできょう行った、ねえちゃの傘寿祝いで、ついに半分に割ってみました。

待ったかいがあって、皮の近くまで適度に熟れていて、まさに食べごろでした。

甘すぎず、クセもなく、メロンらしくいデリケートな味わい、堪能できました。

ねえちゃも、大満足です。

せっかくだからと、切った半分を、いつもお世話になっている近所の方にお裾分けしました。

ところで、甲子園の開幕戦で鳴門(徳島)とあたった長野県代表の佐久長聖は、惜しくも2―3で敗退。

ねえちゃはテレビで、この試合の最初のほうは観ていたようですが、すぐに眠ってしまって、気が付いたときにはもう終わってしまっていたそうです。

開幕試合

いよいよリオデジャネイロ・オリンピックが、開幕しました。

そして国内では、7日、第98回全国高校野球選手権大会が開幕します。

昼は高校野球、夜は地球の裏側のオリンピックと、テレビはしばらくスポーツ一色となることでしょう。

ところで甲子園のほうですが、2年ぶり7度目の出場を果たした長野県代表の佐久長聖は、あすの開幕試合に出場します。

対戦相手は、5年連続11度目出場の強豪、鳴門(徳島)です。

長野県勢が夏の開幕戦に登場するのは5度目。夏の甲子園徳島県勢と対戦するのは4度目になるとか。

佐久長聖の健闘を祈ります。

 

開幕

いよいよ、リオデジャネイロ・オリンピックがはじまりました。

サッカー男子の1次リーグ、日本の初戦はブラジル北部のマナウスで行われ、残念ながらナイジェリアに4―5で惜敗。

幸先のいいスタートとはいきませんでした。

でも、今回のオリンピックは、陸上、水泳、柔道、レスリング、バトミントン、卓球などなど、ワクワクさせてくれる競技が近年になくたくさんあるように思われます。

これから、眠れない夜がつづきそうです。

ねえちゃもオリンピックが近づいたことは分かっているようですが、この競技はテレビで絶体観るんだといった意欲はまだ感じられません。

熱中して寝るのも忘れて応援してくれるようになれば、うれしいのですが。

雷雨

きのう夜の激しい雷雨で、長野県の岡谷市山下町で市道沿いの斜面が崩落し、道路反対側の民家に土砂が流れ込みました。

市によると、高さ約10メートル、長さ約16メートルにわたって崩れ、高さ5メートルほどあるコンクリートブロックが擁壁ごと民家に流れ込んだそうです。

さらに、斜面上部にある教員住宅敷地内の倉庫1棟でも、基礎の下の地盤がえぐられたとか。

岡谷市が設置している雨量計では、3日は午後8時半に雨が降り始め、斜面崩落まで1時間の雨量は58ミリに達したといいます。

一瞬の雷雨が、とんでもない被害を招く。夫とともに山を転々とし、雷や土砂崩れなどの怖さを嫌というほど知っているねえちゃには、他人事ではないようです。