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Aokijima

80歳になった「ねえちゃ」と、その里の記録です

お断りの「法則」

かつて勤めていた職場の同僚からの、近くのショッピングセンターで会いましょう、という約束、「ねえちゃ」はけっきょく、いつものように前日になって断ってしまいました。

旅行はもとより、いろんなイベント、「お茶」の集まりなど、友人知人からの誘いが来ると「ねえちゃ」は、いったんは快く引き受けるものの、その前日になると断るというのが、最近はニュートンの運動法則のように確かなパターンになってきました。

風邪をひいているのでも、熱があるわけでも、血圧が高いというわけでもありません。でも、「どうも気分がすぐれない、やる気が起きない。ダメだ」という思いが、前の日になると決まって頭の中を占領してしまいます。

「ねえちゃ」は、生真面目で、周りに失礼や不義理があってはならない、と人一倍考えるタイプです。物忘れがひどくなってきて、いざとなると行き慣れていたはずの約束の場所でさえ、どこだったか分からなくなってしまう。そうした不安が頭の中を混乱させて、「行けない」という結論にいたってしまうようです。

ひょっとすると「老人性うつ」的な要素も、関与しているのかもしれません。でも、行かなかったその日は、ほっと何かから解放されたようにたいてい明るくて元気。断ったことをケロリと忘れて、「楽しそうね。行けばよかった」なんて、笑いながら話すこともあります。