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Aokijima

80歳になった「ねえちゃ」と、その里の記録です

夢うつつ

「きのうは、久しぶりにNさんたちと集まってべちゃくちゃ、いろいろ話が出来て、楽しかった。でも、誘ってくれた肝腎のKさんが来ないの。どうしちゃったんだろう」

と、「ねえちゃ」はいいます。何の話かな、と詳しく聞いていくと、どうも近くのショッピングセンターで約束していた、例の元同僚たちとの集まりのことらしい。

「ええ? 断ったんじゃなかったの。そう言ってたのに」

「ううん。そうだったっけぇ。じゃあ、あれは夢だったのかな」

「会う約束をしたという時間に家に電話をしたら、出たじゃない。もし行っていたら、電話に出られないでしょう」

「そうか、じゃあ夢だったんだね。最近、夢なのか現実なのか、なんだかよくわからないことばかりになっちゃって」

だれでも多少、夢とうつつが混ざり合うことってありますが、最近の「ねえちゃ」はその境界線が相当にあやふやになってきているようです。

「じゃあ、あのとき、歯がスコッと抜けちゃったのも夢だったのかしら?」と、周りを少し探していると、根っこの先からきれいに抜けた奥歯が一本、見つかりました。

どうも歯のほうは「うつつ」だったようです。さて、今度は久しぶりに歯医者へ行く算段をする必要がありそうです。