Aokijima

80歳になった「ねえちゃ」と、その里の記録です

「天と地と」

  林檎咲く川中島に風もなし

私の一句です。ねえちゃが暮らしている青木島の周辺も、リンゴの花が咲きみだれています。

もともと南信(長野県南部)出身のねえちゃが、夫の仕事の都合で長野市に暮らすようになったのは昭和44(1969)年のことです。

信州では、いま「真田丸」で沸いていますが、ねえちゃが長野市で暮らすようになった47年前もNHKの大河ドラマが大きな話題を呼んでいました。

長野市川中島が舞台となった「天と地と」が、一年間にわたって放送されたからです。大河ドラマ初のカラー放送というおまけ付きでした。

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石坂浩二上杉謙信と高橋幸治の武田信玄が、川中島の戦いの、例の一騎打ちを演じました。貧乏なねえちゃの家のテレビはまだ「白黒」でしたが、地元が舞台ということもあって毎週、家族で観ていました。

ねえちゃがいま住んでいるのは、そんな川中島合戦の中心地、八幡原古戦場まで車で5分くらいのところです。

特に歴史に興味を持っているようには思われないねえちゃですが、歴史に残る古戦場とリンゴの里に暮らしていることを、誇りに思っているようです。